7、アジアとヨーロッパを股にかける
A氏も無事飛行機に乗れたと連絡があり一安心。
私達は1日遅れでドバイに行きます。
この日と次の日の夕方まででイスタンブールを満喫しないと!
魅惑のハマムを体験して、すっかりリラックスしている私達姉妹は
近くのトプカプ宮殿に行く事に。
私はいつも海外へ行く時はなるべく、その国に関連した本や映画、ドラマを見て気持ちを高めてから行きます。
予備知識があったり、歴史を少し勉強するだけで旅が数倍楽しくなる気がします。
今回は歴史の本と、Huluで『オスマン帝国外伝〜愛と欲望のハレム〜』というドラマを見ていました。
まさに今から行こうとしているトプカプ宮殿が舞台のドラマ!
ちょっと長すぎて全部見れませんでしたが、歴史を基にしたオスマン帝国時代の宮廷ドラマで、日本で言うなれば大奥の様な話。
主人公の女性が、日本のドラマではあまりいない様な結構ドギツイ感じで、私はちょっと共感しにくかったです笑
そんな愛憎劇が繰り広げられたトプカプ宮殿にいざ!楽しみ♪
15分で回ったアヤソフィアから歩いて行けます。
ここもまた、主要な観光スポットとあって結構チケットを買うのに並びます。
そして、安定のX線と金属探知機をくぐり入場!
挨拶の門。ドラマにも良く出てきます。ちょっと興奮。
ここから本格的な宮殿内となります。大きい〜広い〜!
15世紀半ばにメフメト2世によって建てられたこのトプカプ宮殿は、約70万㎡もの敷地を有するとの事です。
私が最もテンションが上がったのがこのお部屋!
ドラマ『オスマン帝国外伝〜』にめっちゃ出てくる、後宮(ハレム)の謁見室!
そのまま〜!!ここでスルタンがお気に入りの女性達をはべらせていたのですね〜。
ここへ来た女性達には自由はなく、色んな国からほぼ奴隷として売られて来そう。
幸運にも皇帝の寵愛を受けられるのは一握り。どんな気持ちでこの広い宮殿の、一つの部屋にいたのだろうか・・・。と、ふと同じ女性として考えました。
天井の美しい事・・・!
こちらは玉座。座ってみたい衝動に駆られますが、我慢。ガラスの向こうです。
トプカプ宮殿は三方をボスボラス海峡・金角湾・マルマラ海に囲まれた丘に立って居るので、お庭から見える景色がとても素晴らしかったです。
スルタンはこの景色を見ていたんだろうなぁ。
さて、イスタンブールにはボスボラス海峡という東西を2つに分断している海峡があり、
そこでアジアサイド、ヨーロッパサイドと大陸が分けられてます。
まさにアジアとヨーロッパの十字路!
ぜひアジアとヨーロッパを股にかけたい!!!股をかけてみようぞ!!!
という事で、ボスボラス海峡クルーズに繰り出しました。
ヨーロッパサイドのエノミニュからいくつも船が出ていてます。
色々なコースがあるそうで、半日かけてまわるものもありますが、あまりゆっくりする時間もないので私たちは、ショートコースの約2時間のコースです。
いざ!出航〜♪
海から見るモスクもなんとも言えず美しい・・・!ロマンが溢れる!!
ガラタ橋から釣りをする人々。結構釣れてました。こんなにいて、釣り糸絡まないのか?
綺麗だけど、外は激寒っっ!!!!!体感温度は雪山で強風に吹かれている様な感じ笑
今回は年末年始という真冬にやって来たので、
お天気は晴れたり曇ったり雨降ったりでしたが、こんなにも曇りの景色も素敵だなと思ったのは初めてでした。
お天気が良ければそれはそれで素晴らしいとは思います!
何より寒い!!ここ数年で一番寒かったかも!
船の中は飲み物や軽食も売っていて暖かいけど、混み合っててあまり景色が見えない・・・
せっかく来たのだから!と死にもの狂いで外に出ました。
我慢。我慢。けどサッカー観戦より寒い。ハマムに行きたい今すぐに・・・。
船は気候がいい時がいいなぁ笑
ズンズンと船は進み、いよいよ折り返し地点、アジアとヨーロッパの架け橋、第2ボスボラス大橋付近に来ました。
左右に大陸が見えており、まさにアジアとヨーロッパの間に私はいます!!
はい!アジアとヨーロッパを股にかけたゾーーー!!
股にかけた後は寒さに耐えきれず、景色は全く見えない曇った窓ガラスの船中の席に座って、ひたすら港に着くのを待つのでした。
つづく。