⑩飛ばないカーペットとサハラ砂漠!

サハラ砂漠ツアー2日目!

いよいよ砂漠へアタックの日!

その前に、また少し観光です。

とある村にお邪魔して、産業となっている絨毯を

見せてもらいます。

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出てくる絨毯はそれはそれは素晴らしく

ツアーお決まりのセールスタイムが始まりました。

可愛いけど、高価なラグは買えないし荷物にもなるしなぁ〜と隅っこの方でお気に入りのラグを見つけて、1人でこっそり触っていると

気付いたら隣には現地のおじさんが立ってて

” いくらなら買う?” と

” 見てるだけだよ” と言うと

知らないうちに値段交渉が始まり、

気付いたらおじさんと握手をしていた…。

皆んなから拍手がおこる。

 

はっ!

わたし買ってしまってるーーー‼︎

 

でも現金そんなに持ってないと伝えると、

” 大丈夫! VISA、マスター、使える!” とおじさん。

 

うそやん。

電気通ってるかも怪しいモロッコの田舎の村で

まさかのカードOK…。

”えっ!買ったの⁈ ”とキャリアウーマンAさんに突っ込まれながら

こうしてラグを持ってサハラ砂漠へ向かう事になったのでした。

 

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日本だったらこんな岩の下に建物は絶対作らないでしょう。

案の定、落磐で今は使われてないそうです笑

奇跡的に死人は出てないそうです。

こんなん絶対 岩落ちてくるやろ!

誰か予想は出来なかったんか!と

突っ込まずにはいられません…。

おおらかと言うか…なんと言うか。

ちょっと可愛いやないかーい!笑笑

 

本当に山を越え谷を越えサハラ砂漠までの道のりは大変だけど、ドラマチックで感動的な景色ばっかり! 

車が道を行くにつれ、窓から見える景色がダイナミックな崖から だんだん岩になって小さな石になり、そして砂地になっていき

徐々に砂漠に近づいて来てるのがわかりました。

 

いよいよ!

砂漠へ突入です!

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まずは砂漠の入り口にあるホテルにお昼過ぎ到着。

最後のトイレに行ったり(トイレらしいトイレはここが最後。後は野となれ山となれです笑)、たくさんのツアー客がいるため、砂漠へ出るのにここでしばらく順番待ちをします。 

その間にガイドさんや現地の人にスカーフを巻いてもらいます。

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すごい!長細い布切れ一枚で頭、耳、鼻、口すべてをカバー!鼻と口の前は取り外しもできる!

これ考えた人天才!と本気で思いました。

何時間か待っている間はラクダに余ったパンをあげたり、写真を撮ったりして待ちます。

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けっこう待ってますが中々呼ばれません…。

夕日が沈んじゃうよ〜!と皆んなで心配していましたが、

日が傾きだそうとした時

とうとう私達が呼ばれました!

いざラクダちゃんに乗り1時間かけて

メルズーカ大砂丘へ!出発!

 

何故か先頭に指名された笑

そして何故か妹が長い列の最後尾にされてた笑

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ラクダは前のラクダに着いて行く習性があるらしく

一列になっての行進です。

けっこう高いので見晴らし最高!

そしてこんな砂地の足場を力強く歩いてくれるラクダに感動!!

ありがとうね!ラクダちゃん!

しばらくラクダに揺られて、いくつかの砂の大きな山を越えて行くと砂だけの景色になって行きます。

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夕日に照らされ赤く染まる砂漠。

サラサラサラと風が砂を撫でる音が聞こえ、

砂に色んな模様を作り、刻一刻と変化し続ける砂の世界に魅了されました。

憧れ続けたサハラ砂漠にいることがまるで夢の様です。

 

先頭の絶景を独り占めして感動に浸っていましたが、ふと最後尾のスローな妹はどうしてるのか気になってました。 

後ほど聞いた所やはり最後尾は最後尾で怖かったらしく、1人ラクダがはぐれて ”ドラビアンナイト”のしずかちゃん状態 になったらたらどうしようか気が気でなかったようです。

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大袈裟なヤツ。

ラクダゆっくりだし走っても追いつくわ。

 

けど、本当にラクダからずり落ちた方がいました笑

後ろからヘルプ!と言う声が聞こえて振り返ると

丸の内キャリアウーマンAさんがずり落ちておりました!笑笑

 

爆笑!!!

砂漠の民も笑っている笑

 

どうやら最後尾の妹いわく、

最初ラクダに乗った時から危かったらしい笑

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↑初期設定からおかしい笑

 

このキャリアウーマンほんまにキャリアウーマンなのか?と言うぐらいおっちょこちょいで、

かなり面白く大好きになりました笑

 

私の後ろにいた女子大生Mちゃんと

”え?誰か落ちたの?Aさん⁈ マジで⁈笑”と

砂漠に笑い声が響いたのでした。

 

そんな砂漠の感動をすっかり忘れさせられ

笑いの渦の中、本日の宿泊地に到着!

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そう!砂漠のど真ん中でキャンプです!

ラクダちゃんお疲れ様でした。ありがとう。

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さて、砂漠の夜はどんな夜になるのか!!

 

つづく 

 

次回予告

腕まくらと犬と嵐の砂漠の夜 。

 

 

 

 

 

 

⑨崖と谷のはざまで奇跡の再会。

サハラ砂漠への道中いろんな観光地をまわってくれます。

マラケシュからサハラ砂漠へ行く途中の 

” ワルザザード ”という場所に

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” アイト ベン ハッドゥ ”という

要塞のような昔の集落があります。

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非常に孤立した集落で盗賊などの襲撃を

防ぐために要塞の様に建てられており、

入り口は狭く1つしかありません。

迷路の様な細い通路に登りにくい階段と

日本のお城と似てますね〜!

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そしてここまで行くのに橋のかかってない

浅い水たまりの様な川を渡って行きます。

土嚢が飛び石の様に置いてあって、観光客が来ると村の子供たちが出てきて手を引いて渡してくれます。

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もちろんこれも有料オプション!笑

私は ” ノーサンキュー!” と張り切って子供たちのエスコートを断りましたが、

その瞬間足が滑って子供たちの手をガッチリ握りにいきました…。

あぶなかった!!!!

しっかり有料オプションに乗ることに。

小銭をトイレ代で切らせていて100円くらい払ったかな?

妹はというとスマートにエスコートされて

チップの代わりに日本から持ってきていた飴ちゃんをあげていた…。子供たちまぁまぁ喜んでいる。

何 その和やかなムードは…。

そのアイデアはよ言いや…。

要塞の様な集落の中はというと居住区があり、

今でも何組かのファミリーが住んでおられるそう。

そして通路は素敵なお土産がズラリ!

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↑山の民(キングダム)みたいなお面発見でパシャリ

山の民じゃなくて砂漠の民やな〜!笑

と、しょうもない会話をする。

要塞の高い所まではまぁまぁ登ります。

けっこうしんどい!!

けど登ってみたらこんな絶景が待ってました!

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遠い所まで来たな〜!!

 

そしてまた乾燥した大地の山道をゴリゴリ攻めて

日も暮れはじめた頃、本日のお宿に到着!

ダデス渓谷という目の前が崖ビューのホテルです。

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お部屋はこんな感じ

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トイレットペーパーが真っピンク‼︎
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もちろんシャワーオンリー。

ちゃんとお湯も出て、水圧もまぁまぁ!

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テラスもありで、なかなか過ごしやすかったです笑

 

ツアーの日本人の女性メンバーは

フランスに留学中の女子大生のMちゃん。

丸の内の外資系会社でバリバリ働くキャリアウーマンAさん。

そして私達姉妹。

すっかり日本人女子メンバーは仲良くなり楽しい旅になっていました。

夕食を取りに皆んなでホテルの食堂に行くと、

私達のツアーのメンバーだけじゃなく、

色んなサハラ砂漠のツアーのお客さんが泊まっていました。

もちろん夕食はタジンです!あとはクスクス。

そろそろ身体からスパイシーな匂いがしてきました。

相席スタイルだったので 空いてる席に座ると、

 

あれ?

 

向かいの席の男の人に見覚えが…。

 

あーーー‼︎

マラケシュの携帯電話会社で悪戦苦闘してた

私を助けてくれた救世主ジャパニーズ‼︎

 

その節はお世話になりました‼︎

 

とお礼を言い、まさかこんな所で再び再会するとは‼︎

 

またまたテーブルで盛り上がるのでした。

 

サハラ砂漠ツアー面白くなってきました‼︎

 

つづく

 

次回予告

飛ばないカーペットとサハラ砂漠

 

 

 

 

 

 

⑧サハラ砂漠への道〜アトラス山脈越え編〜

マラケシュ3日目

とうとう夢にまでみたサハラ砂漠への2泊3日の

ツアーに出発!

 

今回のモロッコへの旅は個人旅行ですが

さすがに砂漠までは自力で行く自信がなかったため

日本であらかじめマラケシュ発2泊3日のツアーを申し込んでいました。

 

朝7時くらいにリヤド(宿)にスタッフの人がお迎えに来てくれるはずが

けっこうたっても来ない…。

 

はいはい慣れています!

日本がきっちりしすぎてるんだよね〜

とまで思う余裕。

 

けっこう遅れてお迎えのスタッフ登場!

遅れた理由は

「色んな宿をまわって来ているから

出て来ないヤツがいるんだ!」

だって。

乗り合わせで行くので車の停まっている駐車場まで

けっこう歩きます。

時間に相当遅れているのか

歩くスピードが超速い!!!

え?私らを撒こうとしてる?

ってくらい速い!

そして一切 ついて来てるか振り返って確認することなくスピードをあげていく。

小走り いや、ジョギングするジャパニーズ2人。

集合場所に着いた時はハァハァ言ってました。

 

大きな駐車場に何台かバンが停まっていて

そのうちの1台に案内されます。

 

同じ車には欧米の人が大半と

1組の人アジア人カップルと日本人4人のグループでした。

 

夢にまでみたサハラ砂漠

出発から胸が高鳴る〜!ワクワク!

 

けどここからが長いんです。

ほぼ1日かけてアフリカ大陸北西部にあるモロッコからチュニジアまで東西にまたがる3,000m級の山脈

アトラス山脈を越えてサハラ砂漠まで行きます。

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しばらく眠っていましたが、

1回目の休憩で目を覚ましトイレに行こうと出ると

寒っ!!!

↓サービスエリア的なところかな?霧がすごい!

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5月でマラケシュは寒くはなかったけど

3,000m級のアトラス山脈越え中は標高も高くなるので、

めちゃ寒っ!!ダウンいるってくらい寒い!!!

サンダルの私はガクガクブルブル震えて

富士山やったら何合目やろ?とか考えながらトイレへ行きました。

 

ロッコのトイレ事情ですが、和式の様なしゃがむスタイルのトイレが多く(ホテルは洋式)

昭和生まれの私は余裕ですが平成生まれの和式が

できない方は大変かも!

トイレットペーパーもある所もありましたが

無い所はトイレの前に人が立っていて適量より

ちょい少なめの紙をくれます笑

そしてお心付けの有料です笑  

私は10円〜50円くらい小銭で渡していました。

私が入ったトイレは、そんなに汚いところはなかった印象です。

しばらくすると霧も晴れてこんな絶景!!

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けっこう標高の高い所まで来ました!

高山病になる人もたまにいるらしいです。

 

そしてまた私達の乗ったバンはアトラス山脈をゴリゴリ攻めていきます。

 

こんな道!

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ガードレールもない所も多く、落っこちたらどうすんのーー!

と最初はビビってましたが、何時間か乗ってると慣れるんですねー。

こんなクネクネ道だと聞いていたので一応、酔い止めは飲みました。

カーブが多い山道なので車に乗っていても

ブンブン身体が揺さぶられるのですが、酔い止めのせいで眠くなって寝ていたら、

 

ガコン!!!

痛っ!!!!

 

頭の上に何か落ちてきた!

何⁉︎と飛び起きると

1.5ℓの水のペットボトルが直撃してました。

何で上から⁈と思ったら、上の棚に置いていたらしく

後ろに座っていた日本人の女の人が

”あっすみませ〜ん。下に置いておいてくださーーい。” と。

いやいや、なんで上に置くかなぁ〜と思っていました。

 

この日本人女性かなり面白く、

後にめっちゃ仲良くなり、 日本でも会う関係になるのでした笑

まだこの時は知る由もなく イラっとしてました笑

 


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↑映画ミッションインポッシブルでトムクルーズ

バイクでアクションしていた所らしいです!

 

この辺りはハリウッドと提携していてスタジオもあり、よく映画の撮影があるそうです。

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⑦サハラ砂漠ツアーの会社について

 

サハラ砂漠へのツアーは日本から申し込みました。

現地に行ってから申し込んでも十分大丈夫そうです。何故ならスークや道を歩いていると

” サハラデザート!サハラデザート! ” と言って

勧誘してくるので予約はすんなりできそうです。

 

サハラツアーは色んなタイプがあり、

近場に日帰りで行くものや1泊2日、2泊3日のもの

それぞれ周るところは違いますが日程を見ながら

チョイスできます。

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(写真 Sabaku Tours)

今回私たち姉妹は2泊3日のツアーに参加することに。

費用は1人950MAD 12,350円くらい(1MAD=13円くらい)です。

昼食や飲料水は含みません。

 

色んなツアー会社がありますが facebookで口コミがとても良かった

Sabaku Tours https://www.sabakutours.comでお願いすることにしました。

 

facebookからメッセージで担当の人とやり取りを

するのですが、

出発前に色々質問をしたのですが、

簡単な日本語なら全く問題なく

終始丁寧にやり取りをしてくれて

ロッコへの旅の不安もあまりなく出発できました。

 

 

 

 

⑥妹の憂鬱

私は思いついたらチャッチャッと動きたい感覚派ですが

とにかくうちの妹は要領が悪く

スローペースなのです。良く言えば慎重派です。

 

そんな妹はモロッコに来た当初、

車や馬車やバイクにおじさんが四方八方から突っ込んで来て道も渡れないし、心の声が全部出たかの様な鳴り止まないクラクションにストレスを感じ

本当に死んでしまうのではないかと思ったらしいです笑  

大袈裟なヤツ。

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そんな彼女がオドオド道を歩いていたら

急に手を取られて、びっくりして振り返ると

イスラム教の伝統的な衣装に身を包んだご婦人が

掴んだ妹の手に何か書いてくるではありませんか!

あっヘナだ。

ヘナタトゥーだ。

頼んでもいないのに何か話しながらすでに書いている!

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” サービス!サービス!”と言いながら書いてるけど

これ絶対あとでお金要求されるやつやん!

と心の中で思いつつ見守ってたけど、

スローな妹は” なんか書かれてる〜”と振り払おうとはしません。

” これ、絶対サービスちゃうで ”と言うてたら

案の定、めちゃ高いお金を要求してきた。

なんとか交渉して値下げしてもらいましたが

それでもボッタクられてしまい妹はまたテンションが下がり笑

私に騙されてモロッコについて来た事を本気で後悔してました笑

 

私はこのヘナおばさんの襲撃を

ヘナアタックと名付けました。

⑤世界の果てでギブアップ

5月のマラケシュは街中色んな色のブーゲンビリアやバラが咲き乱れています。

 

マラケシュピンクの壁にブーゲンビリア

なんと可愛らしい!私のハートを鷲掴み!

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スークと呼ばれる市場には物珍しいものばかり!

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この茶色の玉の様なものは芳香剤でクローゼットや玄関先などに置くそうで ジャスミンの香りがします。真ん中のはムスクの香り。とっても良い匂いだったのでジャスミンをお買い上げ♫

が、日本に帰ってきたらスーツケースが強烈な匂いに!!

乾燥地帯のモロッコと湿気の多い日本と匂い方が全然違うので要注意!革製品なども匂い要注意です。

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怖そうな観覧車…。 

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そして今回モロッコで挑戦したかったことの1つにSIMカードを購入するというのがありました。

自分のiPhoneをモロッコで使える様にしたかったのです。

色々なブログや情報サイトをみてもそう難しくはないと書いてあったのでチャレンジすることに!

ロッコでメジャーなMorocco TelecomのSIMカードにすることにしました。

いくつかの電話会社の店舗は空港にもあるし街中にも何ヶ所かあり見つけるのには苦労しません。

 

いざ、店舗でSIMを購入し、前もって日本でSIMフリー化しておいたiPhoneを渡し起動できるか確認しているところなかなか繋がらない…

そして私の下手くそな英語もそんなに通じない…。

頑張って携帯会社のスタッフが色々ためしてくれてるが、なかなか繋がらない…。

色々スタッフが聞いてくれるけど、お互いカタコト英語で意思疎通できず笑

フランス語話せる?と聞かれるが

話せる訳ない!!!

そんなこんなしてると、観光客であろう日本人の男の人が来た!

藁をも掴む気持ちで

”すみません!…助けて下さい!” 

(この時点で携帯会社に滞在して1時間は経過)

 

と鬼気迫る私のお願いに引き気味で

 

” えっ あっはい…どうされました⁈ ”と救世主ジャパニーズ

 

” なかなかSIMカードが認識されなくて…英語もそんなに通じなくて…(T . T)” と半べその私

 

” 何ででしょうね〜。ちょっと見せて下さいね。 ”

と救世主ジャパニーズ

 

何がどうなったはわかりませんが

AppleIDがいるとのこと…

なんだったかなぁ?なかなかログインできず、

パスワードが違うのか?IDが違うのか?

それだけでも教えてよ〜〜〜〜(T . T)

iPhoneさんよぉ〜!なぁなぁなぁ〜!!

あと1回ミスればロックがかかるところまで追い詰められた!!

やるしかない…!思いつくものを入れ GO !!!

 

ロックされました…。

 

終わった…。

 

精魂尽き果て

もうロックを解除する気力もありません。

 

” I'm give up …”

と一言だけつぶやいたら

 

携帯会社のスタッフは

” えっ?” とあまりの小声に聞き取れなかったのか聞き返されたら

救世主ジャパニーズがスタッフに

” 彼女はギブアップすると言っている ” と通訳してくれました。

 

粘ってくれた携帯会社のスタッフと救世主ジャパニーズにお礼を言ってお店をとぼとぼ後にしました。

 

AppleIDにやられた…。

 

なんで覚えとかへんねーん!

なんでメモっとかへんねーん!

私が悪いんですけどね…!

 

そんな事もあろうかと、

うちの妹はちゃっかり空港でイモトのWi-Fiを借りていた…。

頭を下げ一緒に使わせてもらうことに。

 

慎重派の妹がいて良かったと思ったマラケシュ2日目なのでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

④忍者ハットリくんか砂漠のプリンセスか

マラケシュ2日目の朝

 

絶賛時差ボケの私は夜も明けてない変な時間に目を覚まし、

心地のいいベッドの中でウトウトしていたら

聞いたことのない大音量の音が!

” !!?     空襲警報か⁈避難勧告か⁈ ”と飛び起きました。

 

あっ、ここはマラケシュだった…。

イスラム教の国は1日計5回お祈りの時間を告げる ”アザーン” と呼ばれる町内放送みたいなものが鳴るんだった。

これが ” アザーンかぁ ”と目を閉じお経のような不思議な音に聞き入っていました。

にしても町中に爆音鳴らさなくても自分でお祈りの時間は管理できないのか?とふと疑問に思う。

けどその辺がなんとも可愛らしくも思う。 

そんな事をベッドの中で考えながら、

まだ静かで薄暗い窓の外を見ながらウツラウツラ…していたら

リヤドの扉が開く音がして、スタッフが中庭を歩く足音がチャリチャリと鍵が揺れる音と一緒に聴こえてきます。

朝食の準備かな??

 

中庭のテラスでいただく

朝食がまた美味しいんです!!

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搾りたてのオレンジジュースに

瓶に入ったヨーグルトと写真とるの忘れましたが、

焼きたてのオムレツ!

パサパサめのパンに笑

大好きになったクレープのようなモチモチのパン

美味しかったです。

食後には甘い甘いミントティーを煎れてくれます。 

歯溶けるわ!っていうくらい甘いんですが、これがまた美味しい。歯の天敵の様なミントティーが大好きになりました。

朝から満腹です!

そしてセッティングもいちいち可愛い!



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朝食を終えてリヤド近くのバヒア宮殿という昔の権力者の大奥的な宮殿まで朝の散歩に出かけることに。

道には開きだしたお店がチラホラ…

歩いていると1人の若者に ”店にあそびに来て!”と声をかけられ、時間もあったので入ってみることに

座って色々話していると

最近マラケシュでお土産屋さんをするために田舎から出てきたそう。

サハラ砂漠の方から来たの? ”と聞くと

”そう!僕はベルベル人だよ!” 人懐っこい笑顔で答えてくれます。

” 明日からサハラ砂漠に行くよ! ” と言うと

” それはナイスだ!いい所だよ!じゃあスカーフが絶対必要だよ!! ”とおもむろにスカーフを取り出し

” 巻いてあげるから写真撮りなよ! ”と言ってくれたので遠慮なく巻いてもらうことに…

” おぉー!なんと君は砂漠のプリンセスみたいだ!”

と褒め倒してくれます。

そう?(*^ω^*)なんて、プリンセスって言われて良い気になって撮ってもらった写真をみると…

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忍者ハットリくんやないかーい!!

 

 

ハットリくんスタイルの

このスカーフの必要性は砂漠で身をもって実感するのでした。

 

もちろんしっかりお土産を数点買わされましたが笑

 

ロッコの人はお話し好きで

まぁ座って!と、しばらく日本語を教えたりして

小一時間お話ししていました。

 

そんなユルイ感じがなんとなく心地いいなぁと感じました。